テキストサイズ

束縛彼氏

第5章 束縛彼氏のライバル




――――――
――――――――――――――

「寝た、か…」

優しそうな目でベッドで寝ている少女を見る、彼

少女―美波はスースーと寝息を立てながら太陽の光に照らされ、眠っている

そんな姿を彼…もとい宮岡圭は綺麗だと思っていた

宮岡は美波に恋をしていた

美波は知らないだろうが、宮岡は中学生の頃から美波を好きだった。美波と出来るだけ一緒にいるため、委員会だって同じになったのだ

だが、やがて高校生になり美波は藍斗という彼氏が出来た

藍斗は学校1のイケメンでそこらのモデルよりも格好いい。そんな藍斗が美波と付き合えばすぐに噂になった

その噂を聞いた時、宮岡はどうしようもない絶望感に襲われた

中学生の頃から見ていた自分ではなく、高校で出会ったばかりの男にずっと好きだった美波を奪われた

そんな絶望感に、なんともいえない悔しさに彼は美波を諦めようと思った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ