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「お前、なんで…」


コイツ―――なんで柊がここに？


「ねぇ美波に触らないでくれる？俺のだよ」

「…ッ…」

何だか怖いと感じてしまった。

口調はいつもどおりの優しい口調なのに彼の目は狂気に満ちていた。

怒っている、そんな言葉では表せないぐらい彼は怒っていた

最初は少し焦った宮岡だが、すぐに藍斗の目を見て負けじと言い返す

「何が、俺のだよ…美波はもうお前のじゃない。こうしたのはお前だろ？」

そうだ、美波と別れて…美波を捨てて天宮と付き合ったのはコイツだ


「煩いなぁ…美波は俺の、俺は美波の。そうに決まってるだろ」


なんて自分勝手な。

宮岡はこの男に少し、いやかなり呆れていた