束縛彼氏
第5章 束縛彼氏のライバル
白い肌、柔らかい身体、長い睫毛、キレイな唇
無防備に寝ている彼女に宮岡はドキドキしていた
横抱きした時触った美波の感触が忘れられない
あぁ、俺って変態なのかも…と彼は思いながら美波の顔に自分の顔を近づけた
「理性もたねーっての…」
念願の美波とキスが出来る。恋焦がれた美波とキスが出来る
美波は眠っていて意識がなく、同意の上ではないのが残念だけれど。
でもこれ以上の贅沢はいらない。美波とキスができるんだ―…
宮岡と美波の唇が紙一重、というところで保健室のドアがあき―――
「美波から離れろよ…」
ドスの効いた低い声が静かな保健室に響いた
その声は紛れもない、宮岡が大嫌いな男の声だった