
真っ赤な家庭
第3章 取調室
家ではなく、何処かで解体をしたというのか。
そもそも遺体は何処にあるのだろうか。
一体何処で?
一般の家庭にいる主婦が家以外の何処で?
近所に聞いたがこれと言って何もない。
男?
それは単純過ぎたろ、でも残るはパート先。
「中村っ!」
「はい?」
あまりにもきょとんとした顔をしていた。
「何ボサッとしてんだ、行くんだよ!」
まだ分かって無いようなので
「パート先だっ!」
「はっ…はいっ。」
急いでパート先へ向かうことにした。
たとえ何も無くても何か手掛かりがあるはず。
