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兄と首輪

第1章 兄と声

グチョ…クチョ…ヌチョ…

「あぁ…んぅ…はぁ」


何だ…これは…



私たち…普通の兄妹だったはず…

さっきまで食卓で夕飯を食べていた…普通の兄妹…



勉強するから…と言い…自分の部屋に戻った兄の部屋から…色っぽい…押し殺した声がする…



何度か…この声は聞いたことがある…が…高三の兄だ…成長過程では当然だろう…と聞かなかった事に出来た…


が…


「あぁ…やぁ…んぁ…」


色っぽい声の中に…時折…私の名前が混ざっている気がするのだ…

気のせい…かも…

私は兄の部屋の前で足を止めてしまった…

「あや…あや…」


あ…やっぱり…はっきり私の名前を口にしている。
その声に背筋がゾゾゾ…と何とも言え嫌悪感が沸いて来た…


私は…兄のマスターベーションのネタにされていたのか?いくら身近な女子とはいえ…歳二つしか違わない妹をネタに…なんだか…イライラしてきた…

結構…尊敬してたのに…


ボー然と立ち尽くしている間にも…兄の声は…何かに向かって高まって行っている…

グチョ、クチョグチョ…ス!ス!ス!シュコシュコシュコ!

「あっはぁぅ…あっアヤ、アヤぁ」

私を使って頂点に向かっている…


いかせて…やるもんか!!

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