兄と首輪
第7章 妹とホテル
『兄さん・・・・
私が…兄さんを…いじめなかったら…どうしたの・・・・』
「…たぶん…いじめてたよ…
何年…アヤを口説いていたか…
アヤに…振り向いてもらうため…俺…頑張ったから…」
『・・・キモいよ///』
腕の中でアヤはクスッとわらった…
『・・・リング・・どうしよう・・・・
私ね…ホントに…実の両親…だとおもってたから…こんなの無くても、大丈夫…だと思うの…。
リングが…無くても…私はお父さんとお母さんの愛情をいっぱい…いっぱい・・・・・いっぱい…もらってるから』
アヤは…また…ギュッと体を寄せて…涙を隠した…
『・・・・リングをするってことは…兄さんとも兄、妹の関係のまま…ってことだよね…
親子の関係…家族の関係は崩したくない…なのに…兄さんとは…兄、妹の関係は…いや…なの…
凄く…わがまま…だよね…
いつか…罰があたるよね…
どうしよう…』
涙が…止まらないんだろう…声も…少し…震えていた…