兄と首輪
第8章 兄と鍵
[なんか…楽しそうですね…]
二階のフラワー教室から…一人の少女が降りてきた
「千花[チカ]さん、お疲れ様〜」
母さんが声をかけた少女は△△高校の制服を着たスレンダーな体格で長い黒髪がとても似合う子だ。
△△高校って結構…上の高校だよね…偏差値も…学費も…家柄も?
「あっ千花さん、これうちの娘、
アヤ、こちら千花さん。ここのフラワーショップのオーナーの娘さん。千の花と書いて千花さんだよ。」
『どうも…
もろ…花屋の娘さんって名前ですね…』
「ですよね(笑)」
なに?
笑い方も上品なんですけど…
「アヤさんは私と同じ…一年ですか?」
『そうみたいですね…しかし…レベルが違いすぎる感じもします。その制服…』
「あなた…ハッキリ言うのね…ふふ(笑)良い友達になりそう。よろしくね。」
なに〜?カッコイイんですけど!!!
『ど〜も…』
「な〜に?もう意気投合?こんな娘ですけどよろしくね」
母さん…さらに…楽しそう…
母さんが帰りの準備をしている間に…私は何故か千花さんと連絡先を交換し…メル友となった…