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兄と首輪

第8章 兄と鍵


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…卒業式が…終わりました…



父さんと母さんも保護者席で見ていて、しっかりビデオとデジカメのダブル撮影…


朝から気合いが入っていた…
家で家族写真とか撮っちゃって…ちょっと恥ずかしかった…



最近の兄さんは大学の入学に向けて準備していた…スーツも購入していたし…どんどん大人になっていく気がした…


でも、今日の兄さんはいつもの見慣れた感じて…落ち着く…


出掛ける前に…兄さんの制服姿に…ときめいて…

『キスして!』


と命令口調で兄とキスをした…


父さんと母さんには見えないところで…


舌と舌をいやらしく絡めるキスをした…

クチュ…ヌチュ…ハァ…ンッ


「アヤ…ダ…メ…これ以…上」

『兄…さ…ん』

私はパッと唇から離れ…

『…それ…静めて来て!今から学校だよ?
あ〜でも…抜いたらダメだから!』


兄さんは…ビクっとして…

「アヤ…意地悪…」


私は兄さんを放置して父さんと母さんとの輪に入り…雑談を始めた…



数分後…兄は何食わぬ顔でリビングに入ってきた…



そんな…朝があったのに…
兄さんは涼しい顔をして…
卒業式を終えて、下級から声をかけられていた…


兄さん…囲まれてる…


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