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兄と首輪

第8章 兄と鍵



「ハア…ハア…ハア…

アヤ…ハア…ハア…大丈夫か?」



兄さんが…頬を優しく…撫でてくれる…






『うん…』

バサ…

兄さんは私の隣に横になると…
ギュッっと私を抱きしめた……

「あんなに…不安だった気持ちが…嘘みたいだ…
もっと…早く…アヤを…信じて…要求すれば…よかったんだな…自信が…なかったんだ…」


『兄さん…』

「アヤ…指輪…俺達は…学生だから…アクセサリー着けらんないからって母さんが…ネックレスにしてくれたんだ……指輪は?」


『ちゃんと…持ち歩いてるよ…』





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