テキストサイズ

兄と首輪

第2章 兄と素足

===========



「勝〜アヤ〜夕ごはん出来たから〜おりといで〜」


母ののんきな声が下から聞こえてきた…



さっき…兄と怪しい行為をしていたキッチンで母は何を作ったのやら…少しだけ…にやけてしまう…



私は自分の部屋を出た…


階段を二・三段下がったところで兄が部屋から出てきた…






逆に…見下ろされる形になった……





な…なんで…

気持ち…悪い…



少し目を見開いた私は不快感に襲われ…よろめいた…



「アヤ!!」

すぐに兄に支えられた…


「大丈夫か!」



大丈夫…じゃない………


『大丈夫!ご飯食べよ?』


大丈夫じゃない…ご飯食べたくない…



私は兄から離れて階段を下りた…



案の定…夕飯は何を食べても味がなく感じた…


少しだけ食べて…自分の部屋に戻った…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ