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兄と首輪

第2章 兄と素足




自分の部屋のベッドへ身を投げ…天井を見た…




あの不快感は…





兄に見下ろされたからだ…
違和感だ…違和感で気分が悪くなったんだ…





恐るべし…兄の存在…


原因が解り少し安心した…


また…見下ろせばいいのだ…多分…



コン、コン…

「アヤ…俺だけど…開けていいか?」


兄の声がドア越しに聞こえる…

胸がキュンと…高鳴る…



『どうぞ…』




そーっとドアが開いた…


「大丈夫か?夕ごはん全然食べてなかったから…お握り持ってけって…母さんが…」





私はベットから体を起こして腰掛けた…

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