テキストサイズ

兄と首輪

第7章 妹とホテル




「・・・ア・ヤ・?」


部屋に入り…アヤは腕を振り払い…


ドン!!!!


と俺を突き倒した・・・・





『兄さん!!!!知ってたの?知ってたのに…!!!!』


アヤは…ホテルの床に尻餅をついている俺を見下げる…



見上げたアヤの顔は…怒りで…震えていた…

・・・


『・・・私・・・最低!!!!
どんな気持ちで!!!!どんな気持ちで!!!!兄さんと!!!!兄さんを!!!!うっ・ウゥゥ…あ ああああああ!!!!』




アヤは大声で泣き出した・・・・・



我慢していた色んな感情が・・・・・溢れだして・・・言葉に・・
・ならないのだ



「アヤ…ゴメンな…
養子の事は…父さんと母さんが…自分達で伝えなくてはいけないことだったから…」

『うっうっ・・・・
最低!!!!最低!!!!

うっぅぅぅ・・・』


「アヤ…」


『違う!!!!違うの!!!!

最低なのは!!!!私だ!!!!

兄さんと!!!!兄妹じゃないって!!!!聞いて!!!!!!!!



喜んだ!!!!!!!!!!!!


嬉しかった!!!!!!!!



でも!!!!!!!!



このリング!!!!


この・・・
リング・・・・家族・・・・
って・・・・・・』




泣きながら…嗚咽が入りながらのアヤの…声…






ストーリーメニュー

TOPTOPへ