妊娠工場
第3章 過去の彼氏と…
「だから!俺は浮気なんかしてないっていってるだろ?」
「なにがよ!あたしみたんだから!女とラブホに入るの!」
「…だから…それは…」
「なによ…それはなに!?」
思わず涙ぐんでいた
「もうすでに二年前からここで雇われてたんだよ…」
「え…ど、どういうこと?」
「俺高校卒業したあと、職なくてさ…街あるいてたらスカウトされたってワケ。」
「そんな…そんな…ウソよ…」
「俺にはお前がいたから断ろうとも思った…でも、正社員として雇ってくれるって言ったからさ…最初はアイドルとかモデルのスカウトかと期待してきてみたらこの有り様。」
あたしは涙が流れた
「な、なくなよ…一度契約したらなかなか抜け出せないんだ…契約を外せる条件はただ一つだからな」
「な、なに?」
「妊娠させた相手と結婚すんだよ」
あたしは驚いた
「なに…それ」
「俺もムチャクチャだとおもうぜ?でも…契約なんだ…俺も始めはつらかったさ…お前がいるのに…次々くる仕事に毎日頭悩まされてた…今日もだよ…こうして来てみたらお前がいた」
「そんな…そんな…」
なぜか涙が溢れた