妊娠工場
第6章 2人の気持ち
彰は過去を振り返っていた
高校卒業前のあの日
『俺大学決まったZE~っ』
『私短大決まったんだぁ』
『俺就職決まった!』
みんなそんな会話をしていた
結局進路の決まらぬまま
卒業を迎えた
卒業後すぐ
就活をした
ある日まちをぶらぶら
してたら
ある男に声をかけられたら
スカウトマンだった
今まで芸能人やモデルに
何度かスカウトを受けた
が今回は本気で入ろうと
事務所についていき
面接手続きをした
面接会場へいくと
黒い服とサングラスを
した男2人につれられ
面接室へ
その頃妙な違和感を覚えた