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君の笑顔

第3章 隣の子 ~陽介~

先生と一緒に教室のある2階まで行く。

「陽介くん」
先生は歩きながら俺を呼んだ。

「はい。」
緊張をなるべく抑えながら俺は答えた。

「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。みんな、優しいから」

………バレている。


「はい。」
俺は緊張に恥ずかしさが混じる、訳のわからない感情になった。

「じゃあ入るわね、」
久保先生はそう言うと
2-Aの扉を開けた。

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