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君の笑顔

第6章 友だち ~陽介~

「なんだよ、片野、いきなり。」
ウラは俺の隣を見て言った。

「だから、『ウラ』の名付け親、私だって」
片野がこちらが向く。
きっちりと結ってあるポニーテールが揺れる。

「えぇ!?まじ?!」

驚嘆するウラ。



「うん、まじ。」

にこっと片野が笑った。


ドキッ――……


へぇ……
笑うと、かわいいんだ…


「由来は?」
ウラが身を乗り出して聞く。


「由来って……深い意味なんかある訳ないじゃん。三浦、だからウラ。呼びやすい。以上」

そういうと片野またポニーテールを揺らして前を向いた。



何て安易な…
もっとなんかあっただろ…

と俺は心の中で思った。

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