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君の笑顔

第6章 友だち ~陽介~

「さっき、返事したんだ。無視なんかしてねぇよ。聞こえなかったならごめん…。よろしく。」



俺はそういって、片野の手首を放し、ウラのところに戻った。


「うお……陽介すごいな…やっぱ、なんかお前いいわ。」

ウラがまた顔をくしゃっとさせて笑う。


「何だそれ…。」


よく分からなくて笑うと、

「ああ、やっと笑ったな。やっぱ転校って緊張するよなぁ。」

そう言ってウラがいうと、丁度チャイムがなる。

ウラは、じゃ!と言って自席に戻っていった。


ふと隣をみると片野も帰ってきていた。


「ごめん」

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