君の笑顔
第28章 肝試し ~片野 和泉~
「福島悪いけど、俺、片野と回る。」
あぁ…
きっとスケが、来たんだ。
理由はよく分からないけど何故かそう思った自分がいた。
ふと暗闇の中振り返る。
スケじゃない……
「ウラ?何いってんの!?」
そこに立っていたのはスケではなく、ウラだった。
「は?何言ってるんですか、片野さんは僕と…」
「はい、次の一組いってらっしゃい!」
ウラに反論する福島くんの言葉を邪魔するかのように、先生からの合図が出る。
「本当に悪い。けど譲れないから。」
何が起こっているのかよく分からないまま、
私はウラに手を掴まれ、引っ張られるようにして肝試しをスタートさせた。
あぁ…
きっとスケが、来たんだ。
理由はよく分からないけど何故かそう思った自分がいた。
ふと暗闇の中振り返る。
スケじゃない……
「ウラ?何いってんの!?」
そこに立っていたのはスケではなく、ウラだった。
「は?何言ってるんですか、片野さんは僕と…」
「はい、次の一組いってらっしゃい!」
ウラに反論する福島くんの言葉を邪魔するかのように、先生からの合図が出る。
「本当に悪い。けど譲れないから。」
何が起こっているのかよく分からないまま、
私はウラに手を掴まれ、引っ張られるようにして肝試しをスタートさせた。