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君の笑顔

第28章 肝試し ~片野 和泉~

「今を見ろよ。」


ウラはそう私に言い放った。


そのウラの言葉が身体全身に染み渡るような感覚になる。


「今……?」




「そう、今。」


今…

私はウラに心を読まれたような感覚になる。




「前に進んでいいってこと?」



そう私がいうと
ウラは黙って手をまた強く握り直した。

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