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「ウラ～久しぶりにうち来いよ！」



放課後、俺とウラがいつも通り二人でいると、爽やかな笑顔を振り撒いて近付いてくる。


「おぉ！まじで？やった！」

喜ぶウラを見ると、自分はここにいちゃいけないんじゃないかという気分になる。


「お前も来いよ。溝口呼んでいいから。」

ウラの返事をきくと、すぐさま沢村は帰ろうとする片野の肩を叩いていった。


「あ、いや、あさみは、和樹くんと帰っちゃっていないし…いいよ私は。」


片野は困ったように笑った。


「無理。」

沢村は譲らない。

堂々とそんなことが出来る姿にうらやましいとさえ思う。



「いや、でも…」


渋る片野は目を泳がせた。


そんな片野と目が合う

すると、何故か、突然にこっと笑いだした。



嫌な予感がする……