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君の笑顔

第33章 言い表せない気持ち ~陽介~



「相変わらずだわ、優の部屋」

辺りを見回しながら、懐かしそうにウラがつぶやく。


「へぇ…」


キレイに片付けられていて、ホコリ一つない部屋。

引っ越しして1ヶ月経つのにまだ段ボールがあるうちとは比べ物にならない。



「ウラさ……どうすんの?」


何をとは言わなくても伝わる会話。



「うん、とりあえずびっくりしたよ、優が帰ってくるなんて思ってなかったから。」


だよな…

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