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君の笑顔

第33章 言い表せない気持ち ~陽介~

―――…

「まさか和樹と溝口がねぇ……」

「だよなぁ…」

しばらく沢村に近況を伝えながら楽しく話していた。


「ごめん、私トイレ借りるね。」

片野が立ち上がる。

「おう。場所分かるよな?」
沢村が片野を見ると片野がまた少し頬を赤くする。


ズキッ


いちいち嬉しそうな片野の反応をみるのが何故か辛い。


「うん。じゃあ。」
そういって片野が部屋から出ていった。


バタン


しばらく部屋が静かになる。

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