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君の笑顔

第34章 強引なきもち ~片野 泉~

「片野は俺が送っていくよ。」


と沢村が後を追い掛けてきた。


その勢いにスケは黙ってしまった。




「い、いや、本当にスケと私んち徒歩一分も差がないくらい近いの!だから、大丈夫!」


そういいながら、スケの制服の裾を掴んだ。




「そか…。じゃ、気を付けろよ、明日な。」


そう言って沢村は手を振った。

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