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君の笑顔

第37章 敵わない相手 ~陽介~

「お前のことずっと見てた。」



ウラが話し出す。




胸がズキズキといたんだ。




「優がお前のこと好きになるよりずっと前から、見てた。」


ウラは堂々とした声で続けた。



「う、うら……?」



片野の弱々しい声が聴こえる。

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