テキストサイズ

君の笑顔

第37章 敵わない相手 ~陽介~

「優が素直に片野を好きだと言ったのが俺はうらやましかった。


お前が優をみる視線が他と違うのに気付いて

俺は嫉妬した。」






俺の知らない間の、出来事。




「どうしてよりによって、親友の優がって思った。



正直敵わないなと思って俺は自分の気持ちをどこかに葬ろうとした。


けど、優が遠くに行っても


何年経っても想い続けてるお前を見て



救ってやりたいと思った。」



「そ、そんなの知らなかったよ……」



片野は動揺しているのが声だけで分かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ