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君の笑顔

第9章 再び ~陽介~

コンコン


「失礼します。」
片野はハキハキというと保健室の扉を開けた。



中には誰もいない。



「あれ、いないなぁ。あ、札かかってる。『11時には戻ります。』だって、あと10分か。」


俺は片野のあとに続いて入った。



「そこ、座って。」



片野はそう俺に指示すると、部屋の冷蔵庫を開けた。




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