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君の笑顔

第50章 頼んだよ ~陽介~

「あいつも鈍感だけど、お前も大概だよなぁ…」



と沢村は小さな声で言った。



はぁ?




俺は振り替えると
沢村のことをじっとみた。



すると沢村は再び腕時計をみると、ベンチから立ち上がった。



「とにかくな、俺は身を引いたんだ。もし、なんかあいつの身に何かあったら俺は許さないぞ。」



と真剣な目付きでいった。



その勢いと目力の強さに俺は圧倒された。





俺が黙っていると、


沢村は徐々に顔を穏やかにさせると、



「むかつくけど、お前に会えて良かったよ」



と言った。

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