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君の笑顔

第3章 隣の子 ~陽介~

気楽にねぇ…

そのつもりだったのに、身体は真逆。
緊張している。

朝ご飯を食べると、身支度をしてカバンを持つ。

いつもより重い。

緊張しすぎだよ。
自分にそう言い聞かす。

「行ってきます。」

「はいはい、頑張って~」母さんはエプロンをはずしながら言った。

ドアを開ける。

早く会ってみたい、新しい友達。

けど中々気が進まない。

あれこれしていると気付いたらもう、あの古い門の前にいた。

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