テキストサイズ

彼と心と体と。

第3章 14歳

「華!」


友達が駆け寄ってくる。
珍しく朝から騒々しい。
何かあったんのかな。



「拓海、亜子と最近仲良いみたいだよ。」


「へぇー、そうなんだ」



何とも思ってないかのように笑ってみせた。
なんだ、この感じ。
嫌だ。



「メールとか電話とか、結構してるみたいだよ。いいのかよ、ほっといて…」



あたしのためを思って、言いにくいのに言ってくれてるんだよね。
でも、聞きたくない。
お願いだから…言わないで。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ