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彼と心と体と。

第3章 14歳

「そっか!教えてくれてありがとね!」



思いきり笑って答えた。
無理してるのはばればれだろうけれど、笑うしかなかった。

廊下の角を曲がってきた拓海の姿が見えた。
今は会いたくない。
あたしは教室に入った。








浮気とか、心変わりとか、二股とか?


拓海って、そんなやつだっけ?





ああ、思い出した。

拓海はそういうやつだった。


あたし、ちゃんと知ってたじゃん。

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