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彼と心と体と。

第38章 本当の終わり


夕方、元カレから連絡が入り、会った。

相変わらずな話ぶりと、少しだけこけた頬を見た。
伸びた背で、あたしを見下ろす。


いつもこうだ。
あたしが悪いのか、男運が悪いのか。



キスも抱擁もするのは何故だろう。

答えは知りたくない。
聞きたくもない。
わかってる。




これも、拓海のせいで失ったもののひとつ。

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