テキストサイズ

彼と心と体と。

第39章 離別


なんとなく、気が向いたから。

それだけの理由で拓海に返信した。
そっけない言葉が返ってきた。



もう一度会おうと言っていたが、会わなくてもよくなったらしい。
私は内心ほっとした。
拓海も成長してるんだと思った。



会わないとなると、ただの友達にぐっと近付く気がした。
幸せの絶頂にいる拓海になら、話してもいいだろうと思い、ほんの少しだけ隼の話をした。



拓海と隼は友達で、よく遊んでいるらしい。
だから今まで黙っていた。

でももういいや、そう思った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ