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彼と心と体と。

第18章 白


雪に反射する光が眩しい。

どこを向いても白くて目が細くなる。



寒い。
お腹がすいた。
気持ち悪い。




信号待ち。
赤信号が長いこの信号。

いつもここを渡って拓海のところへ行っていた。
この信号を渡らないと拓海と会えないから。




拓海との終わりを思った。

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