守る~幸せを誓った日~
第6章 新川 咲
ピ-ポ-ピ-ポ-
「道、開けてください!」
新川は、救急車で運ばれた
俺と相田はそのあと
新川の運ばれた病院に向かった
「………。新川。生きてる?」
「相当、重傷だよ。さっき医者が
危険な状態。って言ってた
助かるのも、ほんの数パーセントだって」
「なんで?新川がさ、こうなんの…」
「そんなこと言われても…」
「新川さ、飛び出したの…?」
「……違うよ。俺、聞いた。
本当のこと…っ」
「あ、相田…?」
あぁ。泣くよな
そりゃ
好きなやつがこんな状態じゃ。
俺も、今にも泣き出しそう。
チカッ
「!」