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俺の執事(ひつじ)

第2章 ひつじが2ひき

主…か…
俺はその言葉にボーッとしていた

「旦那様
今回のご商談もうまく行きそうですね」

「…………」

「旦那さま?」

「……」

「…だーんーなーさーまー??」

「……」

後ろでひつじの声がするが
その声は俺には届かなかったらしい

「坊っちゃんっ?」

坊っちゃんとそう呼ばれてハッとする
そして気づかせられた
俺はまだこの呼ばれ方には慣れてないのだと


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