
適当詩
第5章 5
「果てと」
とてつもなく
長い旅路の果てに
まっすぐの道に
木製の電柱が並んで
等間隔に
遠近法的に
入道雲が
砂埃が
覇王樹が
禿鷹が
オープンカーが
そして渦巻く太陽が
そんな
イメージの
国の
ある地点に立って
渇ききった
喉が
そして
干からびきった
この身体が
まるで
脳に与える刺激のように
生命の危険を感じる位に
ただ
俺の全てが
水を
欲するように
俺は
お前を
欲する
だから
とてつもなく
長い旅路の果てに
俺の
心に
染み渡る
水のように
ただ
水のように
そこにあれ
終わり。
※覇王樹(サボテン、らしいです…)
とてつもなく
長い旅路の果てに
まっすぐの道に
木製の電柱が並んで
等間隔に
遠近法的に
入道雲が
砂埃が
覇王樹が
禿鷹が
オープンカーが
そして渦巻く太陽が
そんな
イメージの
国の
ある地点に立って
渇ききった
喉が
そして
干からびきった
この身体が
まるで
脳に与える刺激のように
生命の危険を感じる位に
ただ
俺の全てが
水を
欲するように
俺は
お前を
欲する
だから
とてつもなく
長い旅路の果てに
俺の
心に
染み渡る
水のように
ただ
水のように
そこにあれ
終わり。
※覇王樹(サボテン、らしいです…)
