テキストサイズ

ポーカーフェイス

第5章 視聴覚室で

もちろん、私の上履きではない。


こんなに形が崩れてないし、何よりサイズが大きすぎる。


誰か、いるの?


・・・いや、だって鍵閉まってたし・・・。


上履きのゴムが赤いから、同学年であるのに間違いはない。


まさか、上履き忘れていったりは・・・ないよね・・・。


「・・・誰か、いる・・・の?」


マットに一歩一歩足を踏み入れながら、視聴覚室の奥まで行く。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ