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夢の虹

第1章 席替え


「嘘だと思っても本当だから」


そう言うと小百合はこっちを向いてニタッと笑った。


「ねぇ~♪顔を赤くしてる心愛さぁ~ん♪」


そして私のほっぺたをぷにぷにさせる小百合。

小百合の攻撃から逃げられない私。

顔をそらすことで精一杯だ。

2年になってから小百合がこうやって私をいじめることが増えた気がする。

いや、確実に増えた。

絶対。

そんなことをしている間に教室に着いた。


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