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疑惑?ホモセクシャル

第3章 盗聴

「ねぇ…優、何だか嫌な予感がする。部屋に戻ろうよ…」

ここにいてはいけない。
そう、本能が告げていた。

優に呼びかけた。けど、優は何も答えなかった。



部屋の中の二人が一体何をしているのかがなんとなく気になる。

でも、多分…

私が想像するに…

相当ヤバイことやってんだろうな…



部屋から聞こえてくる声がさっきより大きくなった。

ここまで騒いでいて良いのかなぁ…

確かに2階の校舎の一番はしっこなんて通る人は休日は滅多にいない。

たまに運動部が通る時あるけど…

だとしても…
ちょっと騒ぎすぎな気も…


「俺には好きな人なんていないって何回も言ってるだろ!?いい加減にしろ!」

斎藤先輩が声を荒げた。

「嘘。知ってるよ。齋藤の好きな人。」
高田先輩の笑い声が聞こえた。

「色々と知ってんだよね~いろんな人繋がりで。ねーちゃんのメール見たら一発で分かる」


確かに高田先輩のところには色々な情報が回ってくるだろう。

高田先輩のお姉さんは元ホルンパート。


つまり、私と元々同じパートだった。

今は確か高校一年生のはず。


そして、多分ホルンパートの人達とメアド交換とかしてる訳で…

うちの元パートリーダーで今三年生の先輩はものすごく口が軽いから…

だって私が齋藤先輩に告白したのをいろんな人にばらしたのあの先輩だもん。

まぁそれはおいといて。


ともかく高田先輩のお姉さんにメールでいろんな情報が行き渡ってる可能性はゼロではない。


つか高田先輩って他人のメール見るんだ…

見損なった…

…ホモって分かった時点ですでに見損なってるけど

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