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疑惑?ホモセクシャル

第3章 盗聴

沈黙は大体五分くらい続いた。

「ねぇ…もう帰ろう?」

優は静かに首を横に振った。
目を輝かせて、一生懸命に中の様子を探ろうとしてる。

もしかしたら優はこういう系のものが好きなのかな…。

まぁ別に良いけどさ…

もしかしたら、自分が一番帰りたがってないな、とふと思った。

だって、優を放っておく訳にはいかない、とか言って結局ずっとここにいるじゃない。
優だってそんな幼い訳じゃ無いんだし…

私より背は低いけど、さ。


しばらくして、齋藤先輩の焦ったような声が聞こえてきた。

「やめろよっ…!」

「なんで?」
高田先輩が訊ねた。

「俺はっ…お前とそういう関係にはなりたく無いんだよ!だから離せ!!」

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