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赤い印

第10章 一難去る。

「俺も、杏樹のこと、大切だよ」
雄治が必死な顔で伝える。

「まぁ、大事な後輩だしな。」
部長も恥ずかしそうに言った。

ドキドキ、ドキドキ。

ドンドン、胸の鼓動が速くなる。

「杏樹?」
名前を呼ばれて更にドキッとする。

「顔、真っ赤だけど、平気?」

あぁ、どうしよう。
3人がキラキラして見える。

病気?

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