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赤い印

第11章 分からない衝動

「何も考えてないよ…」
蚊の鳴くような声で答える。

「…嘘つき。」
雄治の手が私の左胸を押さえる。

「こんなにドキドキいってるくせに」
「あっ…」
その手が動き始める。

「雄治、だみゃっ!」
焦って噛んでしまう。
「かわいい。」
くすっと雄治が笑う。

恥ずかしい。

顔がドンドン赤くなる。

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