テキストサイズ

赤い印

第2章 新入部員

「ただし、神谷も佐倉も
 今日居残りな」
にっこり、部長は笑った。

「へ?」「げ!」

そして結局今日も惨敗だった。

「あぁ…言い出すんじゃなかったよぅ」
私は部室の机に寝そべった。

部長は受験勉強!と言って帰った。

「本当にな。」
神谷君の声は不思議と怒ってるように感じなかった。
むしろ、楽しそうで-・・・

胸が、はねる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ