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赤い印

第12章 過去形・現在形・未来形

「え…嘘…本当に…」
顔がぶぁっと赤くなる。

授業始まってるのに、
行かなくちゃ行けないのに。

でもなかなか動けなくて、
とりあえず見つからないように
教室の中に避難した。

壁に背を付けて体操座りをする。
ドキドキと胸の鼓動は速まるばかり。

でも…

「すきって…何…?」

一人の教室に私の声は響いた。

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