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赤い印

第13章 +1人追加注文。

「いいですよ…」
なんだか私は半ば諦め状態で言った。
「昼飯、何?」
「今から売店行くところですけど?」
「じゃあ、俺が買って来よう」

先生が私を離して立ち上がる。

「え?いいです!私が買いに…」
唇に先生の人差し指。
「いいから。ここで待ってろ。
 何食べる?」
ふわっと先生が優しく笑う。

「焼きそばパン…」
「ほいほい。」

先生は財布を持つと教官室を出て行った。

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