テキストサイズ

赤い印

第13章 +1人追加注文。

「あ~、かわいいな、お前。」
先生はひとしきり笑うと
教官室の扉を閉めた。
「あぅ…」
「よしよし。」
先生がふわっと私の頭を撫でる。

「焼きそばパン。」
「…ありがとうございます。」
先生から焼きそばパンを受け取る。

「お金…」
「いいよ別に。高い物じゃない。」
「でも…」
「甘えとけ。苦学生。」
「はい。」

なんだか、大人だなぁ…。
いや、大人なんだけど…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ