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赤い印

第13章 +1人追加注文。

「先生、今いくつでしたっけ?」
先生が缶コーヒーを飲みながら
目をこちらに向ける。

「25。」
「あ、若い。」
「いくつだと思ってたんだよ。」
先生が不審な目をこちらに向ける。

「すいません。30かなと…。」
「ま、眼鏡かけて白衣きてりゃ無理ないか。」

先生がそういって眼鏡をはずし
眺めの前髪を掻き揚げた。

その仕草にドキッとする。

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