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赤い印

第14章 那貴の告白

「杏樹」
那貴の決心したような声が教室に響く。

ドキッと胸が跳ねる。

「な、ななななな、何?」
ろれつが回らない。
耳までと言うか全身赤くなっているのが
自分でも分かる位てんぱってる。

「昼の、アレなんだけど…」
那貴が言い辛そうに顔をしかめる。

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