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赤い印

第15章 壊れる関係。

「あ、の…」
恐る恐る声をかける。

「…っ!」
雄治、泣きそうな顔…?

そう思ったとき、雄治は立ち上がって、
後ろの方の扉から出て行ってしまった。

「雄治!?」
私も後を追おうとする。
その私を那貴が引き止めた。

「那貴?雄治追いかけないと!」

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