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赤い印

第5章 夜の天文部

雄治の唇が私の首に吸い付く。

「ゆ…じ、ちょっと…ぁっ…」
舌の動きが艶かしくて
変な声が出る。

部長も、那貴もそこにいるけど
こっちを見てないから気付かない。

「エロ…」
雄治がぼそっと呟いて舌で舐めあげるように耳まで上がってくる。

「んっ…!」
耳の縁を舐められて甘噛する。
私は声を出さないように左手で口を押さえた。

「エロい声って、知ってるんだ」
その言葉に顔が赤くなる。

今度は雄治の右手が私の首を
指でさっとなぞった。

背筋がぞくっとする。

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